香瓔ニュース
第80回「定例研修会」
2024年05月13日研修会
●と き 2024年5月11日(土)13:00~15:00
●ところ 兵庫県民会館
●講 師 丸山宏信先生
●テーマ 「墨色を考える」-美しい墨色の作品を目指しましょう-
午前中に読売書法展等の作品を添削していただきました。
今回の添削会にも初参加の方がたくさんおられ、嬉しく思いました。
午後から定例研修会が開催されました。
香瓔会は黒くて艶のある油煙墨(や墨液)を使用した作品が多く見受けられますが、
やり方が上手くいかないと、黒々しい作品になっているものもあるようです。
その原因は墨色(墨や硯の種類・磨り方・紙の種類等)なのか?
筆のタッチ(書きぶり)なのか?
様々な角度から実験し、検証してみました。
丸山先生も以前、廣田蓬邨先生より教えていただいた後に、色々と試されたそうです。
墨を磨る際の最適な水温、寒い時期の硯の温め方、
また、墨の種類に対しての水の硬度など貴重なお話を伺うことができました。
その後、受講者が各自で持参した道具を持ち寄って、グループ毎に実験し、検証してみました。
今まであまり意識していなかった水の硬度別・墨の種類(油煙墨と松煙墨)毎に磨り、
様々な紙を使って墨色を楽しみました。
用具用材の後は、筆のタッチの解説です。
「最終的に墨色を決定するのは、書きぶり。
どんなに良い状態の用具用材を用意しても、書きぶりが悪いと良い墨色は出ない。」
ということで、色んな文献や作家の作品を参考にしながら、
筆のタッチ(書きぶり)を確かめました。
日頃意識していなかった「時間を割る」という感覚がとても新鮮に感じました。
普段、なかなかこのように多くの道具を使い、じっくりと検証する機会がなかったため、
皆さんと一緒に体験でき、大変有意義で贅沢な時間でした。
改めて自分の作品制作を見直す良い機会になりました。
ご指導いただいた丸山先生、ありがとうございました。
(情報部U)
●ところ 兵庫県民会館
●講 師 丸山宏信先生
●テーマ 「墨色を考える」-美しい墨色の作品を目指しましょう-
午前中に読売書法展等の作品を添削していただきました。
今回の添削会にも初参加の方がたくさんおられ、嬉しく思いました。
午後から定例研修会が開催されました。
香瓔会は黒くて艶のある油煙墨(や墨液)を使用した作品が多く見受けられますが、
やり方が上手くいかないと、黒々しい作品になっているものもあるようです。
その原因は墨色(墨や硯の種類・磨り方・紙の種類等)なのか?
筆のタッチ(書きぶり)なのか?
様々な角度から実験し、検証してみました。
丸山先生も以前、廣田蓬邨先生より教えていただいた後に、色々と試されたそうです。
墨を磨る際の最適な水温、寒い時期の硯の温め方、
また、墨の種類に対しての水の硬度など貴重なお話を伺うことができました。
その後、受講者が各自で持参した道具を持ち寄って、グループ毎に実験し、検証してみました。
今まであまり意識していなかった水の硬度別・墨の種類(油煙墨と松煙墨)毎に磨り、
様々な紙を使って墨色を楽しみました。
用具用材の後は、筆のタッチの解説です。
「最終的に墨色を決定するのは、書きぶり。
どんなに良い状態の用具用材を用意しても、書きぶりが悪いと良い墨色は出ない。」
ということで、色んな文献や作家の作品を参考にしながら、
筆のタッチ(書きぶり)を確かめました。
日頃意識していなかった「時間を割る」という感覚がとても新鮮に感じました。
普段、なかなかこのように多くの道具を使い、じっくりと検証する機会がなかったため、
皆さんと一緒に体験でき、大変有意義で贅沢な時間でした。
改めて自分の作品制作を見直す良い機会になりました。
ご指導いただいた丸山先生、ありがとうございました。
(情報部U)